生き物が苦手な保育者もいます。子どもの喜ぶ顔が見たいという思いで子どもと一緒に触れ合ううちに慣れる人もいますが、どうしても苦手な人は、せめて、生き物を見るなり嗚咽や悲鳴をあげるなど、嫌いという気持ちを前面に出さないようにしましょう。
例えば、子どもが虫を捕まえて持ってきたら、「うわあ、よく見つけたね」
と褒め認めること、生き物の得意な保育者や子どもがいれば、「〇〇先生(〇〇ちゃん)に見せてこようか」とか、飼育ケースを用意して、「この飼育ケースに入れて、名前を調べようか」など、子どもの生き物への興味・関心が持続できるよう、対応すると良いです。
また、飼育中に今まで動いていたのに動かなくなる、という貴重な経験から子どもは「死」を感じます。そんな時の保育者の「死んじゃったね」と悲しそうな顔や態度を見ることで、「命」の尊さを感じることにつながります。
命の大切さや思いやりなどを学ぶためにも、保育者のかかわりが重要です!