寄り添うとは「身も心も寄せること」です。そばにぴったりと身を寄せることは簡単ですが、心を寄せることは見えないだけに難しいですね。
子どもの心に寄せるとは、子どもの気持ちに共感することから始まります。共感とは、言葉として出せなかった子どもの思いや気持ちを代弁し、感情を共有することです。今の子どもの状況をよく観察し把握することが大切となりますね。子どもの思いや気持ちをどれだけ分かっているのか、自分の気持ちを子どもの気持ちにどれだけ寄せることができるのかで寄り添いの度合いが違ってきます。
例)友達のブロック遊びを傍観している子がいたら~
もしかしたら入りたいのかなと考えれば、「楽しそうだから入りたいね」
足を痛そうに撫でながら、走り去っていく友達を見ていたら~
踏まれたのかもしれないと考えれば、「痛かったね」「踏まれて嫌だったね」「知らん顔して行ってしまったから嫌な気持ちになったね」
など思いや気持ちを代弁しましょう。子どもが頷いてくれれば、子どもの思いや気持ちに近付いたことになります。